健康診断の受診タイミングに気をつけよう:余計な心配をしないために

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皆さん、毎年健康診断は受けていますか?企業の義務になっているため、受けている方が多いと思いますが、健康診断の受診タイミングが重要だと痛感した出来事があったため、本記事にて共有します。

健康診断の受診結果が突然悪化!?

例年のように会社から健康診断の案内がありました。私の勤め先は巡回健診を採用しているため、会社でそのまま健康診断を受診できるのですが、巡回健診の期間は決まっていたため、その期間内で受診する必要がありました。私は例年通り、会社から指定された期間内で健診を受けました。

約1か月後、診断結果を見て驚きました。前年までオールAを続けていたにも関わらず、急に肝機能にE判定(要受診)がついてしまったのです。

ちなみに筆者は酒も飲まず、タバコも吸いません。年齢も診断当時は30歳だったため、決して老いておらず、肝機能が悪化する要素は無かったため、まさに青天の霹靂でした。

後日、病院を受診。その結果は。。。

診断結果には、「消化器科へ受診してください。」と記載されていたため、あまり乗り気ではなかったのですが、もしもの事があったら怖いため、近所の消化器科を受診しました。問診の結果、健康診断で異常値が出ていたALTをはじめとした各種血液検査項目について、病院で再検査することが決まり、その日は血液採取だけ行いました。

後日、病院から検査結果が出たとの連絡があったため、病院に向かいました。再検査の結果は。。。

ALTの数値が68->14に下がり、全く異常なし(ALTの基準値は5~45)。心配していたことは杞憂だった事が分かりました。問題が無いことを知って一安心だったのですが、受診機関が初診だったこともあり、数千円が私の財布から飛んでいきました。

何故、健康診断時に異常と診断されてしまった?

健康診断時に、異常値が出てしまった理由について、お医者さんに推察していただきました。お医者さんが着目したのは、白血球の診断結果のところ。

白血球数は基準値内に収まっているのですが、前年度や前々年度と比較すると、明らかに数値があがっていました。平時に4500~5000と出る人が8400に上がっている場合、風邪を引いていたりする可能性が高いそうで、当時体調について、何か異変が無かったか聞かれました。

実は、健康診断の1~2週間ほどまえに、鼻水や頭痛の症状が酷かったため、耳鼻科を受診しており、その時に副鼻腔炎と診断されていました。副鼻腔炎の症状は頂いた薬を服用することで、かなり収まっていたのですが、薬を飲み切れていなかったため、健康診断当時まで薬を服用していました。

お医者さんの推察では、その時に服用していた医薬品や漢方薬が肝臓に負担をかけていて、健康診断時は異常値が出てしまったのではないかとの事でした。

健康診断受診時の私の感覚では、体調は既に快復していたつもりだったのですが、身体はまだ悲鳴を上げていたということだったんですね。健康診断の受診のタイミングがもう少し後ろにずれていれば、余計な心配をしなくて済んだのにと思った次第でした。

肝機能の指標であるALTが高くなる原因については、下記のサイトでも紹介されていますので、ご参照ください。

まとめ

今回の体験談でお気づきの通り、健康診断は体調が整っているタイミングを選んで受診しましょう。私のように、健常者であるにも関わらず余計な心配をしてしまう上に、時間とお金も取られてしまいます。

ただし、当たり前の話ですが、健康診断は必ず受けましょう。巡回健診期間に体調が優れない場合は、後日、施設型健診を実施するのがよいと思います。今回の体験談からもわかるように、お医者さんの専門的な知見に基づく判断は、私達の命を守ります。もし、健康診断で問題が出たら、自分の解釈で判断したりせず、病院に受診するようにしましょう。

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